城を出ると声をかけられた。               「おっ!サラじゃねえか。また地上に行くのか?」


「そうよ。でもルースは付いて来ないでね。」

ルースは、私の幼なじみだから敬語は使わない。                    髪は、赤で目は黒く筋肉質な体をしている。             
「え~。俺も行きてえよ!」

ルースは駄々をごねるように顔を膨らましていた。                   
「私は1人で夜の月を見るのが好きなの。それまで海の中見回るんだからまたね~。」


駄々をごねてるルースを置いて私は、海の見回りのため泳いでいった。