【完】不良な君の甘い蜜

「で?何で付き合わんと?」



三人のうちの一人がまーやんに意気揚々と尋ねる。



すると、まーやんが一瞬悲しそうに笑った。



「だって…好きって言われとらんし。次の日からもあのいつものぽわーんって感じだし。きっとしんしんにとって深い意味はなかったんじゃないやろか。」



うーん…まーやんには悪いけど、確かにしんしんなら深い意味はないって可能性もあるよね。



でもでも!絶対脈ありだよ!私よりまーやんの方がしんしんに女の子扱いしてもらってるし。



「よぉし!八重ちゃんが一肌脱いじゃおっかな!」



私は大声で言うと勢い良く立ち上がった。