【完】不良な君の甘い蜜

「花垣、どうした?」



こさっぴーもどうやら私の異常に気付いたらしく、こちらに小走りでやって来る。



「やっぷー、熱中症みたい。」



まーやんがそう告げると、こさっぴーは私を担ごうと腕を取る。



けれど、そのこさっぴーの手は誰かに握られ動きは止まる。



「良かよこさっぴー。俺がおんぶして下山するけん。」



そう言ったのは、さっきまでギャルと喋ってたミツだった。



「俺とおるとよう喋るけん、わざと別々におったとに、アホやねえ八重は。」



憎まれ口を叩くミツだけど、そっと私を背中に担いだ。