【完】不良な君の甘い蜜

八年の間に、王子は遅刻するようなキャラになっちゃったの!?



信じられない。私の覚えてる王子は、勉強も運動も出来る皆の人気者だったのに。



「なんだ、日比谷はまだ来ていないのか?新入生代表挨拶を読むのに。」



先生は言葉のわりに、あまり焦っていないようだ。



ってか、新入生代表挨拶読むなら首席入学ってことだから、やっぱり頭良いんだ王子。



「なんか不安だよー、ミツ君がどうなってしまったのか…。」



「本物見れば、まあ一発たい。」



くそー、しんしんの無責任な言葉に更に不安になってきた。