【完】不良な君の甘い蜜

「やっぷー大丈夫!?…って、なんでミツおるとやー!」



そこに立っているのは息を切らしたまーやん。



一歩後ろにはしんしん。そして目を真っ赤にしたこの間の女の子達三人。



「おー、やっと見つけてくれたんか?あー良かっ…げふぅ!」



私に覆いかぶさったままミツがまーやんに笑顔を向ける。



しかし、ミツの言葉は途中で飛んで来たまーやんの靴が当たったことにより止まる。



「なんでおるか知らんけどミツ、やっぷー無理矢理襲うとか最低なんやけど!消えろ!」



まーやんは私に駆け寄り、ぎゅーっと抱きしめる。



完璧…誤解されてるし。