【完】不良な君の甘い蜜

勉強会の時の一瞬のキスとは全く違う。



けど、小説や映画で知った大人のキス、とも違う。



そんな、くっついては離れ、くっついては離れるキスを、ミツが送って来る。



時々息苦しくて漏れる私の声が、静かな倉庫内に響くのが恥ずかしい。



それでも、ミツがキスするのを止めてくれる気配はない。



ミツのくせに…優しいキス。



唇が一瞬離れる度に、淋しくなるのはなんでだろう…?



完全にミツのペースだ。