「………んー。ん!?サムッ!」 私は肌寒くて目を覚ます。 周りは薄暗く、五月の外にしてはひんやりし過ぎてる。 私、確か体育館裏の石段でサボっててうとうとしてて…で、現在ここはどこ? 暗闇に慣れてきた目で周りを確認すると、跳び箱やマットがある。 そういえば空気も埃っぽいような気がする。 「もしかしなくても、体育館倉庫じゃない?ここ。しかも外にある古い方の。」 跳び箱やマットの古さから、体育館の中の倉庫だとは思えないし。 でも、なんで私、こんなとこにいるの…?