「…ちょっと可愛いからって、調子に乗っとったら痛い目見ることになるばい!先に忠告しとくけんね。」



女子達は物凄い形相で、私を呼び出していた外庭のトイレの裏から出て行った。



「なんなの、もう。」



私は面倒臭くて思わずはあ、と溜息をつく。



ただでさえ体育祭で憂鬱なのに、ああやって目を付けられるのもすっごい面倒。



早く教室戻ってまーやんの笑顔に癒されよっと。



まあ、まーやんの笑顔に癒される前に、ミツに弄られるのがオチなんじゃないかなとは思うけど。