【完】不良な君の甘い蜜

「花垣さん、あんた超目障りなんやけど。日比谷君と広重君に付き纏うの止めてくれん?」



……あんっまりも予想通り過ぎて思わず苦笑いしてしまう。



「何笑っとっとや!」



うお。横にあったごみ箱を派手に蹴ったものだから、ビックリしちゃったじゃん。



「なんつうか…もう、あんたらで三回目なんだわーこういう呼び出し。毎回言ってんだけどしんしんは従兄弟だし、ミツはその幼なじみ。それ以外ないから。」



あまりにもきっぱり私が言ったからだろうか、私を呼び出した子を含む三人は更にキツイ顔で睨んで来た。