「じゃあお邪魔しました。」



「おーう。あ!そうや!言い忘れとった!」



ミツの部屋を出ようとした私はその声に引き止められる。



「何?早く帰らないとしんしんママが心配するんだけど。」



「時間は取らせんよ。ただ、八重の朝のいちごパンツ思い出して、暴露しようと思って。」



ミツはニコッと笑うと突然自分のズボンをズリっと下げた。



「ギャー!あんた馬鹿!?何やってんの!」



「目ぇそらすなや!見てん!実は今日、お前とパンツお揃いやったったい!」



自信満々に言うミツ。私はしょうがないから、横に向けていた顔を正面に戻した。