【完】不良な君の甘い蜜

ミツの家は学校から歩いて20分くらいの住宅街にある。



ここは地元の中では結構高級住宅街なイメージのある場所。



ミツの家はクリーミーなグリーンで、なんだかオシャレな二階建てである。若干しんしんの家よりは小さいが、高級そうな家だ。



ちなみにしんしんの家はここより少しショッピングモールに近い、あの辺に住む人達には評判のデカイ屋敷である。



ミツはドアの鍵を開き、汚いスニーカーを雑に脱ぎ、さっさと二階へ上がって行った。



「んー、もう!お邪魔します!」



私はその汚いミツのスニーカーを並べ、急いで後を追った。