過去に幻滅する前に、嘘をついたことに幻滅したよね。



それでもって、私の過去。



「最悪。消えちゃいたい…。」



悲しくて、赴くままに進むと、懐かしい小学校にたどり着く。



校門を乗り越えて、校舎に入ったらブザーが鳴って警備員に捕まるから、非常階段を昇り、そこから二階の踊り場から体育館へ繋がる廊下の屋根へ飛び移る。



昔、私達が小学生の時、運動神経のいい子達は皆こうやってここに昇ってた。



運動の出来ない私は、デブなのも手伝って出来なくて。



だけど、そんな時、いつもミツが笑顔で手を差し延べてくれた。