ミツは、ミツは私が『オデブのヤエちゃん』だったって分かって、失望したんだ。



信じてたぶん、辛いよ。ミツ。



私はこんなにも、こんなにもこんなにも好きなのに



ミツはこの事実ひとつで、きっと私のことなんか、嫌いになったんだね。



「もういい…もういい、よ。こんな気持ち、散々だよっ!」



私は鞄を二人に向けて投げ付けると、部屋を飛び出した。



悲しくて、悲しくて悲しくてしょうがなくて、涙が零れる。



ミツは………受け入れてはくれなかったんだ。