【完】不良な君の甘い蜜

ミツは水色のダウンのポケットに私の手を繋いだまま入れる。



「やっぱり、俺一人で回るのなんてつまらんよな?これなら一緒に回れるな。」



「う…ん。」



まるで少女マンガみたいな展開に私はドキドキが止まらない。



しかも…ポケットの、私とミツにしか分からないポケットの中ではラブ繋ぎなんだ。



「ねえ八重、照れとる?」



「べ、べ、別に!は、はぐれないために仕方なくなんだからね!」



素直になれない私はぷいっと横を向く。



私の見えない隣からは、クスクスと笑うミツの声が聞こえた。