【完】不良な君の甘い蜜

「そういえばさ、赤点三つ以上の人って五教科追試なんやろ?」



しんしんがふわふわっと笑いながら私とまーやんの成績表をピラピラさせた。



私とまーやんは顔を見合わせてひくひく笑う。



あんなテスト、何回受けたって点数悪いよー…。



「全く、しゃーねーから、馬鹿な八重に勉強付けてやろう。パンツ見してもらったしなあー。」



そんな私にミツがミルクティー色の髪の毛を掻き上げながら言う。



偉そうなのはムカつくけど、学年一位に習えるのはラッキーな気がする。



しんしんは頭は良いけど教えるのは下手くそだし。



うわーっ!どうしようー…。