【完】不良な君の甘い蜜

「すっげーなあ。家びっしりや。」



「当たり前じゃん。住宅街なんだから。」



キョロキョロ歩き回るミツはまるで柴犬みたいだ。



「ほら、着いたよー。」



若干きょどってるミツの襟元を掴んでうちの玄関の前に引き込む。



「八重ん家、意外と普通やな。」



「あのね、しんしんじゃないんだから。しかも三人家族なのに余計に大きくてもしょうがないし。」



ミツの失礼な発言にズバっとツッコミを入れると玄関口の白いインターフォンを押した。