【完】不良な君の甘い蜜

ミツは半ば強引に私から箱を奪うと、その乱暴そうな見た目とは裏腹に包装を丁寧に剥いでいく。



中から現れた青緑色の箱をパカッと開けると、昨日私の選んだドラゴンモチーフのシルバーの指輪。



ミツはそれを左手の…薬指に付けた。それはもう、ピッタリサイズである。



「八重、俺の薬指サイズに指輪ば買うなんて、これはプロポーズととっていいとやろうな?」



「はっ!?や、違う違う!だってしんしんの中指の二号分がミツの中指サイズって聞いたから!」



ミツは一瞬眉毛を潜め、そして再びニコッと笑った。