【完】不良な君の甘い蜜

「なんやこの色。何の色にしたかったん?」



「ん?チョコレートケーキ。」



私が言うとミツは何色かストックしていた染色材やブリーチを取り出し、おもむろに赤を取り出し混ぜる。



「俺が望み通りに染めてやるけん大人しくしとけや。」



「え…ちょ!」



ミツは私から手袋を取ると、自分に嵌めて不敵に笑った。



ミツは自分の髪の毛は自分で染めるらしいし、任せて大丈夫だ。



手慣れたミツのごつごつした指先が私の髪の毛を捕らえると、緊張が高まってドキドキだ。