まーやんはちびで、私はデブで、昔はかなり目立つ組み合わせだったと思う。
女同士でひし、と抱き合う私達をジロリと見た奴は、そのミルクティー色の髪の毛を掻きむしる。
「なーんか、しんしんの従姉妹って会ったことある気がするんやけどなあ…。なんでまーやんが顔見知りとやろうか?」
「何!?ミツ、やっぷーばい!ほら、お−…。」
『オデブのヤエちゃん』と言おうとするまーやんの口を、私は反射的に抑えた。
忘れられているのは悲しいけど、覚えてないならそのままでいいと思えるのだ。
女同士でひし、と抱き合う私達をジロリと見た奴は、そのミルクティー色の髪の毛を掻きむしる。
「なーんか、しんしんの従姉妹って会ったことある気がするんやけどなあ…。なんでまーやんが顔見知りとやろうか?」
「何!?ミツ、やっぷーばい!ほら、お−…。」
『オデブのヤエちゃん』と言おうとするまーやんの口を、私は反射的に抑えた。
忘れられているのは悲しいけど、覚えてないならそのままでいいと思えるのだ。



