【完】不良な君の甘い蜜

別荘の外に出て、砂浜に座ると、夏の生温い風と海から来るひんやり感が同時にやって来る。



「ダメだ私…恋愛になったら空回りばっかり。」



だから気付きたくなかったんだ。



私は東京から、ミツを見返すために来たのに、いつの間にかミツのことを好きになって。



でも、それを自覚しちゃうときっと、今までみたいには出来なくなっちゃう。



私はそれを無意識に分かっていたんだ。



どうしてこう、上手く出来ないのかな…私。