【完】不良な君の甘い蜜

顔が怒ってるまーやんに対して、しんしんは相変わらずニコニコ。



「じゃあ行って来ようかなぁ。まーやん、嫌か?」



登り切ったばかりの二人はもちろんまだ手を繋いだまま。



「い、行く!行く!」



興奮気味のまーやんに、しんしんは柔らかく微笑み一度手を離す。



「手汗かいたけん。今度はこっちの手ね。」



あまりにもナチュラル過ぎるしんしんの言葉に、私まで赤面しそうになった。



まーやんも耳まで真っ赤になって私達をちらりと見て、そっとしんしんの手を握った。



ヤバイ!ドラマのワンシーンみたい!ドキドキしちゃうよ。