あれからずっと走り続けて家に着いた。 さっきの恐怖からか、はたまた日頃の運動不足のせいか、私の心臓は今も尚ドクンドクンと鼓動を速く保ったままだ。 「なんだったんだろ、さっきの」 ………ちょっとカッコよかったかな。 って何考えてるんだろ私。 あぁいうのにはもう絶対関わらないって決めてるのに。 そぉ、私には消し去りたい過去がある。 「まぁもぉ会うこともないでしょ!」 そう言ってベッドにダイブした。