鍵で玄関を開け、家に入り鍵をしめる。 明かりは点けずに窓際まで歩きカーテンをあけた。 カチッ… 「ふぅ…」 夜空に向かって煙を吐く。 広い部屋にあるのはベッドにテーブルにタンス、あとは小さな写真たて。 写っているのは『紅龍華』のメンバー。 私を中心に特攻服を着た男が3人。 それ以外は何もない。