『いた! でも、鍵をかけられてて、よくわからない。けど、絶対! ここだよ。声がしたし!』 電話口の声を聞きながら、俺はすでに走り出していた。 「どこ!?」 電話をしながら、ジジジっとした音から外にいる気がして、俺は走る。 そして、目的の場所を聞いた。 『体育倉庫!』 体育館倉庫? 『外の方だよな?!』 外の方だと思いつつ、中にもあるから念のため聞く。 「うん、そう・・・・・・あっ」 到着した俺。 _