銀ちゃん笑い過ぎです。


バカ。


私の気持ち分かってるかな。


「真子、風呂に入るぞ。 」


一緒に入るのも本当はいやなのに。


湯船の中、後ろから銀ちゃんに抱き締められたままで、身動きが取れない。


「俺は真子が好き過ぎて、真子にこうして触れていないと怖いんだ。真子が何処かに行ってしまいそうで、怖い。」


バカだね銀ちゃんは、私が銀ちゃんから離れることは永遠にないのに。


何で、分かってくれないの。


「世界中の人が銀ちゃん見放しても、私だけは銀ちゃんとずっと一緒にいる。永遠に銀ちゃんから離れてやんないからね。」


私は振り向いて、銀ちゃんの首に腕を回し自分からキスをした。


「真子、ありがとう。」


私は泣かないって決めた。


嬉し涙を必死に隠す。


銀ちゃんの背中がいつも泣いてるように見えるのは、何故だろ。


銀ちゃんがどれだけ多くのものを抱えてるかと思うと、胸が痛んだ。


笑ってごまかさないで、私には本当の銀ちゃんの姿を見せてほしい。


無理して笑わなくてもいいから。


本当に嬉しい時は、一緒に笑おうね。


愛してます、銀ちゃん。