怖いってば。


もう、本当に信じられない。


「動かさないで落ちたら、怖い。」


本当に震えて来た。


「今から俺の言う事を聞け。12年前の俺は5才の真子を膝に乗せて、真子が好きな事に気付いた。15才の俺が5才の女の子に惚れた。」


そうだったんだ。


「俺の初恋。俺が初めて好きになった女は真子だ。俺は無理矢理あんな約束をした。俺はどうしても真子を自分の者にしたかった。」


私も銀ちゃんと必ず会いたいと思った。


ううん、必ず会えると信じていた。


初恋は叶わないというけど、銀ちゃんと私はこうして又出会えたんだね。


銀ちゃんは私の運命の人だった。


私の夢は銀ちゃんの奥さんになる事だったから、その夢をこうして銀ちゃんが叶えてくれた。


銀ちゃん、ありがとう。


銀ちゃん、大好き。


ずっと一緒にいようね。


この先も何が起きるか分からないけど、銀ちゃんと一緒にいれば大丈夫。


だって、銀ちゃんにこんなに溺愛されてるんだもの。