母さんは何だか楽しそうにしてるけど、他人事だと思ってるようで。


「本当に隠し子が現れたよ、どうすんの。 」



暫く黙っていて下さい。



「銀也君、ママはいるの。」



「うん、いるよ、そこ。」


銀ちゃんの後ろに綺麗な女の人が立っていた。


「コウ。」


「銀平、久しぶり、会いたかった!」


今度はそのコウと言う美人さんが、銀ちゃんに抱きついた。


これって修羅場っていうやつですか。


妻の私はどうでるべき。


「銀平が朝田組三代目を継いだって聞いから、銀平にどうしてもこの子を会わせたかった。銀平の子供よ。銀平と結婚したいの、いいでしょ。」


怒りを通り越して笑えて来た。


隠し子が本当に現れたのだ。


こんな時妻の私はどうするべきか、誰か教えて下さい。


怒鳴る、怒る、殴る、蹴飛ばす。


はぁ、やだ。


どうでもいいや。