今日は銀ちゃんが朝田組三代目を継ぐ日。


お父さんも元気になり今日は朝から忙しそうだ。


でも、お父さんが無理をしてるのが分かるから。


「お父さん、あまり無理しないで下さいね。」


銀ちゃんもかなり心配をしていた。


「今日、銀平は朝田組三代目を継ぐ。大変な事が多いと思うが、銀平を支えてやってほしい。」


分かっています。


「お父さん頭を上げて下さい。こんな私ですが覚悟だけは出来ています。朝田組三代目、朝田銀平の妻を勤めさせていただきます。」


言っちゃった。


もう後戻りは出来ない。


私の夢は銀ちゃんのお嫁さんになる事。


今日それが叶うんだから、怯えてなんかいられない。


最後まで笑顔をつらぬく。


それが私の務めだから。


銀ちゃんの不安は私が取り除いてあげる。


これからも二人で力を合わせて頑張って行こう。