真子は俺と同じでいつも一人ぼっちだった。


父親とは一緒に暮らしていないらしくて、母親も仕事でほとんど家にいない。


真子は決して寂しいとは言わない子。


必死に我慢してる姿が痛々しくて。


「銀ちゃんは寂しくないの。」


本当は寂しい。


「俺は真子がいるから、寂しくないよ。」


真子が嬉しそうに笑う。



「私も銀ちゃんがいるから寂しくないよ。銀ちゃん大好き。」


真子が真っ赤になって俺の頬にキスをした。


その時、俺は真子が絶対ほしい。


俺は真子との将来を夢見ていた。


俺には真子しかいないのだと。


真子を嫁さんにしたいと強く願った。


真子が寂くないように、俺がいつも一緒にいてやるから。


絶対、離なさない。