ごめんなさい。


銀ちゃん以外の人には興味なかったし、他に人がいたことも覚えてなかった。


「そう、そう、どう見たって、銀平の方がヤバい顔してたのに、何故か真子ちゃんは銀平と話てたよな。」


それは銀ちゃんの顔がどうとかでなく、銀ちゃんが寂しそうだったから。


はっきりとした理由はなかったけど、銀ちゃんと友達になりたいと思ったのは、確かで。


「勇太は俺の唯一のダチ。俺の親父を知ってる奴は俺に近づかなかったけど、何故か勇太はびびんなかったよな。」


勇太さんがニヤリと笑う。


それには理由があるらしい。


「俺は将来なりたいのがヤクザだったし、ヤクザの父親を持つ銀平がカッコ良く見えた。今は寿司屋やってるけどね。」


寿司屋になったのは正解。


ヤクザにならなくて良かったと思った。


「もしかして、勇太さんのお店は今日がお休みだったの。」


凄い顔をして。


「んな訳ねぇだろ。店閉めて無理矢理ここに連れて来たんだよ。」


二度目のごめんなさいです。


私の我儘の為に、勇太さんにまで迷惑をかけてしまった。

必死になりすぎると、回りが見えなくなるのは悪い癖。


こうと思うと、回りの事も考えずに走り出してしまう。