純ちゃんの話を聞いて、早く純ちゃんに会いたいと思った。

午後一時過ぎ、銀ちゃんと一緒に純ちゃんが入院してる市民病院へ向う。


マサさんは後から来るらしい。


何だか緊張して来た。


純ちゃんの病室は個室だった。


「純、見舞いに来てやったぞ。」


ノックもしないで。


「相変わらず、銀ちゃんは俺様だね。こんにちは真子さんですよね。」


ベットの上に綺麗な女の子がいた。


「こんにちは、初めてまして真子です。」


「可愛い、真子さんって、私が思った通りの人。」


二人で、顔を見合わせて微笑む。


私はクラスのみんなから預かった、千羽鶴と寄せ書きを渡した。


純ちゃんの驚いた顔が可愛い。


「私のクラスのみんなが、純ちゃんと友達になりたいそうです。」


「うわぁすごい。嬉しいありがとう。」


鈴蘭の花を純ちゃんに渡した。


「綺麗、ありがとう真子さん。真子さんお見舞い来ていただいた早々悪いんだけど、銀ちゃんと話がしたいの。銀ちゃん借りてもいいかな?」


銀ちゃんに話ってなんだろ。


私がいたら不味いって事。


気になったけど。


純ちゃんのお願いを聞くしかなかった。