亮平の命日に墓参りに行った。


親父に話したら銀平の好きにしたらいい、俺は一人で亮平に会いに行くと言う。


俺と真子は亮平の母親に会い、墓参りに誘った。


最初遠慮してた美智子さんに亮平の日記を見せると、一緒に行く事を承知してくれて。


真子の奴は凄い、いつものんびりしてる癖に行動力がある。


亮平の日記に俺も泣けた。


亮平がこんな俺を慕ってくれてただなんて、思ってもみなかった。


おまえの思いは俺が受け継いだから心配するな。


おまえの妹が可愛いくて、俺も子供がほしいと思ったけど。


真子には秘密。


真子に言ったら、もう銀ちゃんのエッチとか言って怒られそうだから。


俺と真子の子供は、きっと可愛いだろうな。


想像しただけでゾクゾクした。


やばいな、俺。


そうとう、真子に惚れてるから。


真子はおっとりしてるけど、中身は心の強い女。


見かけ倒しの俺とは全く違う。


真子の強さにはいつも完敗だ。