銀ちゃんと私の赤ちゃん。


赤ちゃんに早く会いたいような、会いたくないような複雑な気持ち。


極道の子供を世間から守る事が、私に出来るのだろうか。

もっと、もっと、強くならないと駄目だ。


あんなにあった、キムチ鍋の材料が全てなくなった。


もうびっくり。


気持ちいいほどの食べぷりだ。


片付けを手伝っていたら、結香からメールが来た。


【あれから、仁が泣き出して大変だった。何であいつが良くて、俺じゃ駄目なのか?いつまでもクダグタうるさいから、頬を思い切り叩いてやった。】


【仁を好きな女が目の前にいるんだから、私にしときなさい。って言ったら、仁が笑いだした。仁の側には私がいるから、真子は銀ちゃんと幸せにね。】


結香ありがとう。


仁と幸せになってね。


結香の気持ちはきっと仁に届いたはず、頑張れ結香。


仁、本当にごめんなさい。


私の選んだ道が正しいのか、分からないけど、私なりに頑張って行こうと思っています。


だから、ずっと友達でいてください。