―+― 明るく輝く夜の街。 大きなビルの屋上。 胡桃色の髪に群青の瞳。 瞳から流れ出す一筋の雫。 寂しげな表情に風になびく髪が光る。 聞こえてくる澄んだ歌声。 でも、その歌は切なげで何処か悲しい。 感情がそのまま歌にされたかのような。 そんな歌だった。