俺様と相合い傘



私と遼太郎くんは


黙って歩いた


「大丈夫か?」


沈黙を破ったのは彼だった


「う、うん!」


「てか、具合悪いの嘘だろ?」


バレたー…


「あはは…」


「美姫となんかあった?」


「なんもないよ」


このことは誰にも


言いたくない