僕は2人を見送った後、自分の部屋に戻った。

するとボクがイヤな笑みを浮かべながら、ベッドに座っていた。

「…今の話、聞いてたんだろ?」

「ああ、もちろん。こんな近くで話されちゃ、イヤでも耳に入るさ」

足を組み、頬杖を付いて、僕を見つめる。

「―で、オレに聞きたいことがあるんじゃないのか?」

「無いな。あの事件、僕達は無関係だ。それは違いない」

「ハッキリ言うなぁ。何か根拠でもあるのか?」

「お前が動けば、僕は分かる!」

「ははっ。なるほど。そりゃ道理だ」

ボクは楽しそうに笑い、手を叩いた。

「まっ、その強気に敬意を表して、教えてやるよ」

笑いを引っ込めると、ボクは立ち上がった。