本屋を出ためるは、まっすぐ自宅へ向かった。
めるが玄関のドアを閉めるところまで確認して、僕達は尾行を終えた。
で、
シャープペンだ。
僕は心の中でつぶやいた。
尾行はうまくいったが、僕がしたいのはストーカー行為ではなくシャープペン探しだ。
僕はめるの家のまわりをくまなく探した。
やはり無い。
道には落ちていなさそうだ。
西の空が赤く染まってきた。
暗くなる前にケリをつけなければ。
僕は必死で探した。
はたから見たら挙動不振かもしれない。
でも、僕は頑張る。
かならずキリンのシャープペンを見つける。
通行人は怪訝な顔で僕を睨み付け、犬は僕に向かって本気で吠えた。
わんわん
さっかからしつこく犬に吠えられている。
「うるさいなぁ。バカ犬め」
僕はつぶやいた。
その時、突然、膝に軽い衝撃が走った。
「かうっ!」
僕はバランスを崩して倒れた。
めるが玄関のドアを閉めるところまで確認して、僕達は尾行を終えた。
で、
シャープペンだ。
僕は心の中でつぶやいた。
尾行はうまくいったが、僕がしたいのはストーカー行為ではなくシャープペン探しだ。
僕はめるの家のまわりをくまなく探した。
やはり無い。
道には落ちていなさそうだ。
西の空が赤く染まってきた。
暗くなる前にケリをつけなければ。
僕は必死で探した。
はたから見たら挙動不振かもしれない。
でも、僕は頑張る。
かならずキリンのシャープペンを見つける。
通行人は怪訝な顔で僕を睨み付け、犬は僕に向かって本気で吠えた。
わんわん
さっかからしつこく犬に吠えられている。
「うるさいなぁ。バカ犬め」
僕はつぶやいた。
その時、突然、膝に軽い衝撃が走った。
「かうっ!」
僕はバランスを崩して倒れた。


