一番乗りでころがり会に到着すると、僕は服を脱いで待った。
準備はばっちりだ。
座っておにぎりを食べていると、トキオがやってきた。
こいつは、何を考えているのかわからない掴み所の無い男だ。
なんていうか地味だ。
年上だが、頼れる雰囲気はまったく無い。
「わぁ。山田丸。なんて格好してるんだ」
トキオは言った。
「トキオ先輩。知らないんですか」
僕は得意な気持ちになって言った。
「え、何?」
「身体測定、ですよ」
「まさか」
「その、まさかですよぅ」
「学校でもないのに、身体測定なんてあるもんか」
「ころがり会は学校みたいなものじゃないですか」
「でも、俺、聞いてないよ」
「電話連絡、こなかったんですか」
「え?」
「まあ、前の奴がトキオ先輩に電話するの忘れちゃったんでしょうね」
「っていうか、連絡網みたいなものがあるの?」
「最近できたらしいですよ。今回、僕も初めて聞きました」
「そうなんだ……」
「さあさ、先輩も脱いでください」
準備はばっちりだ。
座っておにぎりを食べていると、トキオがやってきた。
こいつは、何を考えているのかわからない掴み所の無い男だ。
なんていうか地味だ。
年上だが、頼れる雰囲気はまったく無い。
「わぁ。山田丸。なんて格好してるんだ」
トキオは言った。
「トキオ先輩。知らないんですか」
僕は得意な気持ちになって言った。
「え、何?」
「身体測定、ですよ」
「まさか」
「その、まさかですよぅ」
「学校でもないのに、身体測定なんてあるもんか」
「ころがり会は学校みたいなものじゃないですか」
「でも、俺、聞いてないよ」
「電話連絡、こなかったんですか」
「え?」
「まあ、前の奴がトキオ先輩に電話するの忘れちゃったんでしょうね」
「っていうか、連絡網みたいなものがあるの?」
「最近できたらしいですよ。今回、僕も初めて聞きました」
「そうなんだ……」
「さあさ、先輩も脱いでください」