立ったまま、 しばらく雲のやや多い空を眺めていたが、 ふとした瞬間、 後ろの扉が開いた。 先生かと思って身近なところに隠れようとしたが、 現れたのは樋佐木くんだった。 「あれ、アンタもサボり?」 いつもの眠そうな顔で さらっと言う。 「うん、そう。 何だかクラスに居づらくて。」 苦笑いをしながら樋佐木くんに言った。