校舎内を全力疾走し、 私は上靴から スニーカーに履き替えるのも忘れて、 うちは気付けば、 サボリくんが寝ていた あの中庭に来ていた。 走ったせいで 荒々しい呼吸と一緒に 上下する肩を ゆっくりと深呼吸することで 大人しくさせた。 サボリくんが寝ていた 木のところにゆっくりと歩み寄る。