ドアの近くで得意げに笑っていた護は そのまま自分の机に着いてしまった。 少し心寂しい。と思う。 まあ、あの状態でここまで来たら おかしいよね。 自分に言い訳するも、 やっぱり寂しいのは拭えなくて、 寂しいのを紛らわすために 頬杖をついて、 頭の中で、お気に入りの歌を流した。 エレキギターとピアノがよく響く歌は、 うちの寂しい気持ちとは裏腹に、 楽しそうなリズムを奏でていた。