あたしがぼっと前を見てたら、何かが目の前で転んだ。
躓いたらしいおばあちゃんのとこへ、慌てて駆け寄る。
笑ってないで助けろよ男共!!
「大丈夫ですか?」
後ろで、若い男の声がした。
おばあちゃんを助け起こしながら振り返ると、そこには、………佐藤さん?
「おばあちゃんが、何か躓いたみたいで…」
「お姑さん?」
「違います!
制服見えないんですか、佐藤さん!!」
あ、しまっ…
慌てて口を塞ぐと、佐藤さんは目をぱちぱちさせていた。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…