家を出ると家の前に竜が立っていた。


「おはよう。理奈。昨日はゴメン!」


いきなり竜が頭を下げてきた。

「竜…。もう良いよ。私わかったんだ。拓哉を好きだって事。だから今日拓哉に伝える。」


「そっか…。頑張れよ!」


竜は、笑顔で言ってくれた。


「竜。それっ…」


竜の顔をよく見ると怪我をしていてバンソウコウが貼られてた。


「ああ。これは、ちょっとな…」

バンソウコウを触って言葉を濁す竜を見て私は、首を傾げた。

「何でもねえよ!それより理奈と一緒に学校行くと拓哉に誤解されるから先に行くわ。」


そう言って竜は、行ってしまった。


私も、少ししてから学校に向かった。