理奈の家のベルを鳴らして少したつと理奈が出てきた。


「おはよう。拓哉!」


「おはよう。理……!」


理奈を見るといつもと雰囲気が違い、化粧をして可愛い服を着ていた。


(可愛すぎだろ!!クソ~抱きしめてぇ!!ダメだ!我慢するんだ俺!)


「拓哉。大丈夫?」


自分に言い聞かせて固まっていた俺を心配して理奈が覗き込んできた。

(ヤバいって!!)


「だだだ大丈夫!」

理奈にバレないように返事をしようとしたが動揺してちゃんと返事をする事ができなかった。

俺は、赤くなった顔を見られないように理奈の腕を掴み家を出た。