触れるだけの長いキス。

私は、息を止める事しかできなかった。

「ふっ…ハァハァ。」

やっと離れたと思った時には、酸欠になり、体がフラフラしていた。

「お前息止めてるなんて阿呆だろ。」


「なっ…うっ五月蝿い!!」

「あと、その目止めろ。またキスしても良いのか?」

耳元で言われ、私は顔に火が出るんじゃないかて、いうくらい顔を赤くした。


「拓哉だよね?どうしちゃったの?」


「俺の本性だけど?」

サラリと言われ私は理解できないままポカーンと口を開けていた。

それを見て拓哉が吹き出した。