「拓哉は、私の弟みたいなもんでしょ。冗談言ってないで、早く弁当食べないと、授業始まっちゃうよ。」

「…だね!理奈じゃあまたね。お弁当ありがとう。」

拓哉は一瞬悲しい顔をしたように見えたが、すぐにニカッと笑い、弁当を食べて、4組のクラスから出て行った。