あの子が俺にナノハナをくれる。 ……それももう日課になってしまっている。 「…今日も花屋の外にいてたんだ?」 「私…まだバイト入ったばっかですから…。 外で花の水やりとかしてるんです。」 彼女はそう言ってほほ笑む。 この子の笑顔は癒される。 ナンパしか能がない俺の心が、少しずつ純粋に白く染まっていく。