それでも君と、はじめての恋を



「ちょ、ちょっと、ふたりして何なの!」


そんな目でモモを見ないで!


「ていうか桃井さんよぉ! 俺は大食いかと思ったのに、渉の分!? 何それ! 俺の立場がないじゃんかぁっ!」

「純の立場なんてどうでも良いいんだけど!」

「まず優しさ持ってることに驚いたわ」

「だからっ! モモは噂とは違うって言ってるじゃん!」


葵の言葉にそう返してから、ハッとした。


視線をそろりとモモに向けると、ばっちり目が合う。サーッと血の気が引くのが分かり、モモがコーラを置いたことで更に体温まで下がった気がした。


「噂って何」

「いや、その……」


何とかしてと葵と純に目配せするも、ふたりはニヤニヤと口の端を上げるだけ。純は一際ご機嫌で、ニカッと白い歯を見せた。


「桃井さぁ、めっちゃ悪い奴って噂されてるけどぉ~。その辺りどうなのっ?」


じゅーんー!!