それでも君と、はじめての恋を



……大丈夫じゃないよねー。


校門で待っていたふたりと合流して、あたしはもちろんモモと並んで葵と純の後に着いて行った。


案の定ふたりはマックに入っていって、4人席に座ったわけだけど……。



「「「「………」」」」


こうなる。

こうなるよね普通! だと思ったよ!


ていうかふたり共、モモのこと見過ぎだから! モモ、あさっての方見ちゃってんじゃん! 無表情なのは相変わらずだけども!



「……まーとりあえずぅ。何か買う?」


頬杖をついてモモを観察してた純がそう言うと、葵がカバンをあさる。


「そうしよ。何か買わなきゃ、店員の目イタイし」


モモとふたりで話すチャンス!


「じゃあ、お先にどう……」

「行くぞ桃井」


は!?


モモは一瞬だけ純に視線を移してから、ポケットに入る革張りの財布を確認して立ち上がった。


「え、ちょ、待っ」

「早くね」

「はいはい。大人しく待ってるんだぞ渉ぅ」


いやいやいや! 何考えてんの純!


そしてなぜ普通に着いてっちゃうの、モモ! ここは先に純と葵に行かせるべきだよ! そしてあたしと買いに行こうよ!