『ふぁ~……』


起きたばかりで目が覚めていない頭と体。
目を開けると…



『ココ…何処!?』



見覚えのない部屋、ベッド。
いったいココは…?

一生懸命に記憶をたどる…。



『あぁー…最悪だぁ…。』


思い出した記憶にショックを受ける。



さかのぼって、執事3人との出会いの日…


―――――



「じゃぁ、引越しと、転校の準備ね♪穂乃歌も早く準備しちゃいなさい♪」

『えッ!ちょっと、何言ってんの!?』

「だーかーらー!転校、引越し♪」

『そぉじゃなくてッ!』


軽々と転校・引越し とそんな言葉を発せられても困る。
てゆーか意味理解できてないのですが…?



「んっとぉー…
 穂乃歌には執事クン3人と
 仲良く4人で暮らしてもらいまーす☆」


『そーゆーことかぁ!』

「そーゆーことー♪」

『って、ちょっと!』

「なぁにぃ?怒るとお肌に悪いわよぉ?」

『誰のせいですかッ』


簡単にそーゆーことを言うなっつーの…
本気で言ってるの…?
4人暮らしってなによぉ~…

大丈夫かな…私…


「お嬢様、お支度できましたよ♪」


ってか蘭さん私の荷物まとめてるしッ